こんにちは、
公認会計士のToshi(@NY_Toshi_Blog)です。
自己紹介に記載の通り、今はNYで仕事をしています。
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今回は、
「公認会計士の修了考査に落ちたらどうなるのか」
について、
詳細に記載できればと思います。
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修了考査とは
修了考査とは、
公認会計士を目指す人にとっての
「最後のハードル」
といえるでしょう。
「監査」「会計」「税務」「経営・IT」「法規・職業倫理」
の5つの科目からなる修了考査で、
この修了考査の合格と、定められた実務要件を満たすことで、
晴れて公認会計士として名乗ることが出来ます。
詳細な実務要件については公認会計士協会のHPを参照ください。
修了考査に落ちたら
さて、この修了考査。
令和1年度以降、合格率が50%前後と、
かなり難易度の高い試験となっています。
「修了考査に落ちたらどうなるんだろう。。」
と心配な方もいると思います。
僕の周りにも実際に修了考査に落ちた人がいます。
修了考査に落ちたらどうなるのでしょうか。
監査法人内でのキャリアへの影響
Big4の監査法人のうち、
いくつかの監査法人においては、
「シニアへの昇格要件」として、
修了考査の合格が定められていることがあります。
そういった意味で、
修了考査に落ちってしまうと同期と比較して、
キャリアが遅れてしまう可能性があります。
また、あなたがもし、
現在法人内で高い評価を受けている場合には、
万が一にも修了考査は落ちてはいけません。
年々、難化している修了考査ですが、
「修了考査は受かって当たり前」という風潮
があるのは事実です。
これまで高評価だった職員が、
修了考査不合格を機に、
冷や飯を食わされることになったケースも見ています。
海外赴任を狙っているような、
いわゆるエースと呼ばれるような人は、
絶対に落ちてはいけません。
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転職活動への影響
入社して3年目くらいの方が、
修了考査の受験をされると思います。
監査法人においては、だいたい入社して3年くらいで、
転職の波が来ます。
つまり、
公認会計士として名乗れるようになった段階で、
監査法人から次の段階にステップアップする人が多いということです。
ここで、こちらの記事を参考に転職サイトに登録された方ならわかると思いますが、
公認会計士資格保有の有無については非常に大きな要素となります。
一度落ちると何年も落ちてしまうというジンクス
が修了考査にはありますので、
そういった意味では、
なかなか転職することができず、
転職の適正年齢を逃してしまう可能性もあります。
転職という意味でも、
修了考査に落ちるとキャリアで少々の遅れを取ってしまうことがあります。
ちなみに僕は、
すべての社会人が、入社年次関係なく、
転職サイトに登録するべきだと思っています。
以下の記事に理由を記載しています。
ぜひ参照してみてください。
【公認会計士】新人でも転職サイトに登録したほうがいい3つの理由とおすすめの転職サイト
ネタにされる
結局のところ、
「ネタにされる」
これが一番つらいかもしれません。
前述の通り、
「修了考査は受かって当たり前」
という風潮がまだまだあります。
また、
修了考査は誰が合格したかがすぐにわかるようになっています。
そういった意味で、
法人内・部署内で誰が合格したのか、誰が落ちたのか、
ものすごいスピードでうわさが駆け回ります。
試験に落ちてネタにされる、
これほど屈辱的なこともないですよね。
例外
これまで、
修了考査に落ちてしまった時の、
キャリアへの影響等を話してきました。
しかし、
やはりどの状況でも例外というのはあるもので、
パートナーで修了考査に落ちたことのある人はいるようです。
さらには、
某監査法人のトップも修了考査に落ちたことがある
とのうわさを聞いたことがあります。
結局、「試験は試験、仕事は仕事」と割り切って、
噂をかき消すほどの圧倒的なパフォーマンスを発揮できれば、
落ちてもキャリアへの影響は小さいのかもしれないですね。
まとめ
以上、
「公認会計士の修了考査に落ちたらどうなるのか」
でした。
修了考査は分量が多いし、仕事の両立も必要なので、
とても大変な試験ではありますが、
合格することで晴れて公認会計士として名乗ることが出来る。
皆さんの夢の実現に向けて、
最後のひと踏ん張り、頑張ってください!
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