こんにちは、
公認会計士のToshi(@NY_Toshi_Blog)です。
自己紹介に記載している通り、
監査法人に勤務→現在はNYに赴任しています。
ニューヨークに実際に赴任している私が考える、
公認会計士としての海外赴任について考えます。
何年目から海外に行きやすいのか、お伝えできればと思います。
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結論:年次にもよるが、意外と希望は通りやすい

答えからお伝えすると、
「年次にもよるが、意外と海外赴任はしやすい」
です。
何年目から公認会計士として海外赴任しやすいのでしょうか。
詳しくお伝えしていきます。
スタッフでの海外赴任=不可能
若ければ若いほど早くに、
出来ればスタッフのうちから海外赴任したい!
というのは、無理です。
ビザの関係があるからです。
BIG4から海外赴任する場合、
Lビザでの渡航になりますが、
このLビザ、
「マネジメント経験」が取得要件にある
んです。
なので、
基本的にスタッフのうちは部下をもって、
タスク・チームをマネジメントしているとは
みなされないため、
Lビザが下りることはありません。
よって、
スタッフのうちは海外赴任することは出来ません。

シニアでの海外赴任=狭き門、エリートである必要あり

シニアスタッフで海外赴任するのは、
狭き門であるといえるでしょう。
というのも、
シニアの段階で海外赴任をするためには、
いくつかの壁があります。

将来有望なエリートである
後述の通り、
基本的にマネージャークラスが一番赴任しやすいです。
赴任希望のマネージャーを飛び越えて、
海外赴任をするためには、
そのマネージャー以上に、
将来有望だという評価を得る必要があります。
そのため、普段の監査業務で圧倒的なパフォーマンスを発揮する必要があるのです。
こちらの記事も参考に!
海外赴任したいとパートナーに認識させる
基本的に、
海外赴任をするためには、
パートナーの承認や推薦が必要となります。
シニアの段階から、
「こいつは海外赴任したいと思っている」
とパートナーに認識される必要があるのですが、
これがなかなか難しい。
普通に監査をしているだけでは、
なかなかそこを認識されるのは難しいんですよね。
シニアで海外赴任するハードルの一つになります。

英語が出来ることをアピールする必要がある
公認会計士としてだけでなく、
世間一般的に、海外赴任者には、
高い英語能力が求められます。
そのため、
英語が出来ること自体はもちろんですが、
英語が出来ることを周囲に認識してもらう必要があるのです!
これも、
普段、英語を使うジョブだったら問題ないですが、
もし英語を使わないジョブにアサインされている場合、
周囲に英語が使えることを認識させなければいけません!
ここも、難しいところになります。
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マネージャーでの海外赴任=意外と行きやすい
マネージャーになると、
英語での業務を数多くこなした経験、
それまでの監査で培われた武器、
パートナーとの信頼関係、
現地ファームとのリレーションシップetc
が築かれていることが多く、
海外赴任を希望する会計士が、
一番多く出向するタイミング・職階といえるでしょう。
そもそも、
マネージャーまで残る会計士は、
その年に入社した会計士の半分にも満たないのが普通なので、
そういった意味でも、
競争倍率はシニアに比べると低いと言えるのです。
シニアで海外赴任するためには?

海外希望の会計士の中には、
マネージャーになるまで待てない!!
そんな人もいると思います。
どうやったら、シニアで海外赴任出来るのでしょうか?
色々なアサインをしてもらう
先ほど述べたように、
シニアで海外赴任するためには、
認知度を上げる必要があります。
また、英語が出来ることをアピールする必要があります。
そのため、
色々なアサインをしてもらい、
色々なパートナー・マネージャーに認知をしてもらうことで、
自分がいかに海外に興味があるか、
いかに優秀か、英語ができるか、
アピールする必要があります!
監査以外の社内業務に参加して顔を売る
普段の業務だけでは、
なかなか認知度を上げることが出来ません。
おすすめは、
社内業務に積極的に参加すること、ですね!
リクルート活動なり、飲み会なり、研修講師なり、
なりふり構わずアピールする必要があります。
日本に来ている外国職員に積極的に接触する
BIG4なら、
少なからず外国から来ているパートナー・マネージャーがいるはずです。
彼らは、
英語が出来る人を頼ります。そして、信頼してくれます。
そうすると、
「あいつは英語が出来て信頼できるやつだ」
と認識してくれるようになり、
パートナーに海外赴任について進言してくれることがあります。
なので、
そういった意味でも、
海外から日本に赴任してきている
外国人職員とは仲良くなって損はないです。
監査法人以外でもチャンスはたくさん!

上記はあくまで、
監査法人からの海外赴任について、
について述べてきました!
海外赴任は、監査法人じゃなくてもチャンスがあります!
FAS系やコンサルティング等でも、
海外赴任するチャンスはたくさんあります。
おすすめなのは、
転職エージェントに対して、
海外赴任希望であることを強く伝えることですね!!
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質で勝負しているな、というような印象です!
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まとめ
以上、
公認会計士が海外赴任するのはそこまで狭き門ではない、
ということをお伝えしてきました。
一つだけお伝えすると、
海外赴任すると人生変わります
自分の人生に対する価値観や、
仕事に対する価値観が大きく変わります。
ぜひ、一人でも多くの方が、
海外を目指されることを祈っております!!
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